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                          辰巳ダム日誌(2009年2月) 目次

◆2009.2.6 辰巳ダム裁判第4回口頭弁論 
◆2009.2.13 収用委員会の第3回審理



【辰巳ダム日誌】2009.2.6 辰巳ダム裁判第4回口頭弁論
 
辰巳ダム裁判の第四回口頭弁論は、2009年2月6日午後1時10分から金沢地方裁判所第1号法廷で開催された。裁判官3名、原告および弁護団12名、被告13名、傍聴者30数名、ほか書記、係員数名が出席した。裁判長から、被告の第四準備書面(原告および弁護団からの求釈明に対する答え)、それにともなう証拠説明書の提出が有った旨の説明があり、原告および弁護団の反論が次回の期日(3月16日)までにそろうかどうかについて質問があった。塩梅代理人が第四準備書面を確認の上、返答すると答えた。裁判長は了解し、別室での進行協議を宣言して、今回の弁論は終了した。時間にして約2分であった。
 次回の第5回口頭弁論は、3月16日午後1時10分からである。

 2009年5月の提訴に対して、被告の反論として、第一準備書面、第二準備書面、第三準備書面、第四準備書面(求釈明、不明な点などについて詳しく説明あるいは証拠書類を出すように求めること)が出そろったので、これらを検討して反論をまとめるところである。利水に関して反論の素案を作成して証拠書類の用意、文書の修正などをしているところである。

 その後、白鳥路ホテルで「辰巳裁判を支援する集い」を開催して、各グループ、個人を横断的に組織する連絡会的な組織を発足させるための準備を行った。次回の口頭弁論終了後に再び、集まり、発足させる予定である。

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【辰巳ダム日誌】2009.2.13 収用委員会の第3回審理
 平成21年2月13日(金)13:30〜16:30、石川県文教会館(南町)にて。
 地権者は20名弱、傍聴者は数十名、石川県関係者10数名。
 @地権者の意見陳述
 A起業者から土地の評価等について説明
 B地権者からの意見陳述
 の順に行われた。
 @最初の意見陳述は、今回はじめて出席された人、意見書を提出されている地権者でその補足説明の人からの陳述であり、1名。地権者の代理人の方で、用地交渉の途中で決裂に相当しない段階での強制収用の審理は問題点、委員会での審理中にも工事がすすむ問題点の指摘、金銭で土地を手放すわけにはいかないことを主張。
 A起業者から、用地の評価額が1平方メートルあたり、200円、400円などの根拠の説明があった。
 B8名の地権者から2回目の意見陳述があった。用地の価値は単なる経済的な価値ではなく、自然的、文化的な価値を評価するべき。審理をしながら、工事が進行しているのは不合理であり収用委員会が裁決しないとどうなるのか、意見陳述の日程の調整は地権者の意見を聞くべきであり、I氏は述べる機会を無くしている、前回の意見陳述で県の財政に負担をかけるという指摘があったが県の見解をのべないのかという指摘、県の事業を県の委員会が審理するということでよいのか、県は評価の疑問に答えるべきでないのか、などの意見が陳述された。
 次回の第4回審理は、4月21日(火)13:30〜16:30、同じく石川県文教会館(南町)にて。意見書は2週間以内に収用委員会へ提出のこと。

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