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■辰巳ダム日誌 | ||
辰巳ダム日誌(2007年2月) 目次 ◆2007.2.8「犀川辰巳治水ダム建設事業」事業認定についての意見書を石川県知事に提出 ◆2007.2.8久しぶりにテレビを見た! |
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【辰巳ダム日誌】2007.2.8「犀川辰巳治水ダム建設事業」事業認定についての意見書を石川県知事に提出 土地収用法にもとづき、石川県知事宛の意見書を秘書課にて提出した。また、平行して特定行政庁である北陸地方整備局長宛にFAXで公聴会開催請求をした。 内容はつぎのファイル参照のこと。 意見書の頭は省略 意見書 意見書添付「辰巳ダム事業に関する環境影響評価について」 公聴会開催請求は省略 マスコミ案内 石川県は辰巳ダム事業に関して未取得用地の強制収用に向けて、1月18日、北陸地方整備局長に対して事業認定申請書を提出した。この事業認定申請書の写しが起業地である金沢市の内水整備課で1月25日から2月8日、今日まで縦覧中であった。この申請書に対する意見書は、法にもとづいて縦覧期間中に石川県知事宛に提出することができる。事業認定に異議を有する旨の意見書が出された場合、特定行政庁である北陸地方整備局は、第三者機関である社会資本整備審議会の意見を聴かねばならないことになっている。また、この縦覧期間中に公聴会開催請求があれば公聴会の開催が義務付けられている。今日が最終日であるので、この2つの手続を済ませた。認定申請書が提出されてから、おおむね3ヶ月で認定の処分が行われるので4月中旬までの間に、公聴会、社会資本整備審議会が開催され、異議を申し立てた者の意見を吟味し、認定理由の公表があり、認定の処分が決定される。 結論は、決まっている。なぜなら、石川県が再三にわたり述べているように、辰巳ダム事業は国の指導を受け、同意の手続を経て確定しているものであり、国は県とともに作り上げてきた当事者そのものであり、いまさら、この事業の公益性に疑問があり、事業の認定を拒否するなどということはできないからである。 国が県からの事業認定申請を受ければ、おおむね3ヶ月以内に認定しなければならないので、これを国は躊躇していた気配がある。石川県は当初、1年前の2006年1月末にも事業認定申請をする意志を表明していた。これを国が押しとどめていたのではないか。読売新聞2007年1月24日によると、谷本知事が新年のある会合で、国に対して「少し腰が引けている面がある。大きな決断をする時期に来ている」と指摘したとある。国はこの事業の公益性についてかなり疑問を感じているのは疑いない。筆者は約10年の技術的検討、県との議論を重ね、この事業の杜撰さをいやというほど知らされている。技術者から見れば、馬鹿馬鹿しいほどである。国がそのことに気付かないわけがない。裁判になれば言い訳に苦労するのは目に見えている。国が躊躇、逡巡するのは当然であろう。 県の事業認定申請により、辰巳ダム事業の議論が新しい段階に入った。今までは、住民の異議は起業者である県に対してであったが、今回からは国に対して異議を申し立てるということになる。さらに、今までは住民の異議に対して、県は主として事業手続に瑕疵は無い、だから誤りのない事業であると主張してきた。その主張の内容は、全国で一般的な考えにより、全国で用いられている基準に従い、学識経験者の委員会で審議され国の指導/同意を得て策定されたものであるから間違いないものであるということである。土木技術的な疑問等に対しては一部断片的に答えるだけで都合の悪いところは答えてこなかった。ところが、事業認定の段階では、公益性があるか否かを判断されるのですべての異議に対して答えざるを得なくなる。 公聴会、第三者機関である社会資本整備審議会の意見を聴き、事業認定の理由が公表される。各意見に対して回答があるはずである。いずれにしても、事業が認定されることが予想され、異議が却下されるのは見えており、行政の最終判断が下されるので、以後、司法の判断に委ねざるを得ないだろう。 【辰巳ダム日誌】2007.2.8 久しぶりにテレビを見た! 今日テレビを見た方から、下記のようなメイルを頂いた。それで、久しぶりにテレビで自分の姿を見た。確かに、指摘のとおりである(^_^;)いつも家内に貧相に見えるからせめて良い服を着ろと言われていたが、恰好がなんだ、見栄えがどうだというんだと抵抗していたが、今回は的確に指摘されノックダウン。平生から、態度といい、話し方といいあまり見栄えがしないのでテレビのニュースを見ることが少なかったが、久しぶりに見て一段と見栄えがしないのに、自分で自分に驚いた次第。今度はせめてイタリア製のスーツでも着ていこうかな(-_-;) メイルを頂いた方の名前は山田(仮称)としてあります。 「わたくし、金沢市内在住(旅の者=転勤族)の会社員、山田と申します。 さきほど、石川テレビの昼前のニュースで、ご活動が報道されており、たまたま拝見しました。 名前を携帯にてネット検索しました所、ご本人さま開設サイトに辿着いた次第です。 ご活動の詳細は存じあげませんし、ニュースでは「ダムに公益性がない旨の反対の意見書を、市民団体二名が県庁に提出」とだけ判りました。官の不合理に異議申したてをなさることには、当方も何の異議を申しあげる所もありません。 以下、戯言です。 今後ご活動されるにあたり、よろしかったらご参考ください。 ◎画面から映る印象が、良くない。→格好と話し方から、みすぼらしさと尊大さが感じられる。 ↓ 一視聴者としてぱっと観た率直な以下の様な感想を持ちました。 ・また「反対屋」さん、「市民運動屋」さんが、何かご本人の信ずる正義を振り回していらっしゃる。 ・なぜ、テレビが二名の意見を取り上げるのか、不思議だ。 ↓ 格好と話し方を工夫されてはいかがでしょうか。ピシっとしたスーツを来て意見書提出に行かれる、インタビューには明るい顔ではっきりした口調で短く答える等。 「人間、99.9%が見た目」という本が売れた事からも判るとおり、テレビ画像の力は大きいです。あらぬ誤解を受けることもあろうかと存じます。 初めての人間が、失礼な事を申しあげました事、申し訳ございませんでした。 失礼いたします。」
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