辰巳ダム日誌(2003年5月)

【犀川の「利水計画」に関する公開質問状の提出:5月26日】
 平成15年4月25日に開催された第4回犀川水系河川整備検討委員会において、犀川の「利水計画」に関して議論がありました。現在の水利用の実態を踏まえ、犀川水系の利水計画が再検討されました。かんがい面積の激減(1841ha→663ha、約1/3)の実態からかんがい用水の見直し(8.288m3/秒→5.620m3/秒、約2/3)が提案されました。ところが、上水(2.52m3/秒のうち約1.3m3/秒未利用)、工業用水(0.46m3/秒はすべて未利用)の実態は考慮されず、見直しは行われませんでした。これを前提に、犀川水系で235万m3、新たな貯水容量が必要であると結論づけています。工業用水で207万m3、上水で約510万m3に相当するダム貯水容量が余っていますので、新たな貯水容量の必要はありません。
 県が必要と主張235万m3 < 現状の上水と工業用水の水あまり約717万m3

 提出日:平成15年5月26日(月)午前10時〜
 提出場所:県庁河川課 犀川水系河川整備検討委員会事務局

 提出文書の一覧
  犀川の「利水計画」に関する公開質問状
(添付資料)
 「金沢市職員措置請求書 金沢市長に関する措置請求」平成13年8月30日
(マスコミ関係各位文書)
 犀川の「利水計画」に関する公開質問状の提出について

(ダム余り!)←クリック

【石川県が「犀川水系河川整備検討委員会」第5回委員会(公開)開催:5月28日】
 場所、内容などは、石川県の記者発表資料によれば、つぎのとおりである。

 第5回「犀川水系河川整備検討委員会」の開催について

1.日時:平成 15 年5月28日(水)13:30〜16:00
2.場所:石川厚生年金会館 1階 芙蓉
3.主催:石川県土木部河川課
4.内容
 本県では、犀川水系における河川整備基本方針を策定するにあたり、治水・利水・環境等に関する学識経験者、有識者及び関係団体の代表の意見を聴くため、「犀川水系河川整備検討委員会」を設置した。
 今回は、犀川水系の環境についての検討を行うものである。
5.検討委員会委員
池本  良子:金沢大学助教授
稲垣  渉:北國新聞社編集局長
井幡  清生:石川県林業技術協会相談役理事
川村  國夫:金沢工業大学教授
北浦  勝:金沢大学教授
北村  邦彦:石川県立農業短期大学教授
作田  勝:金沢市観光協会副会長
敷波  澄子:随筆・評論家
◎玉井  信行:金沢大学教授
辻本  哲郎:名古屋大学大学院教授
東   澄子:石川県文化財保護審議会委員
三森  義佐:石川県内水面金沢漁業協同組合組合長
矢島  孝昭:金沢大学教授
山岸  政雄:金沢学院短期大学教授
山本  勝一:石川県経営者協会副会長
吉田  明:金沢市用水連合会会長
(五十音順、◎委員長)

 犀川の治水に関して、議論しています。金沢の洪水コーナーへ

トップへもどる ダム日誌2003.12へ ダム日誌2003.1へ ダム日誌2003.2へ ダム日誌2003.3へ ダム日誌2003.4へ ダム日誌2003.6へ