■辰巳ダム日誌 | |||
辰巳ダム日誌(2012年7-12月) 目次 ◆2012.7.8(日)午後1時半〜4時 辰巳ダム裁判4周年集会開催 ◆2012.7.17(火)午後1時10分〜30分 辰巳ダム裁判第22回口頭弁論開催 ◆2012.9.20(木)午前10時〜10時20分 辰巳ダム裁判第23回口頭弁論開催 ◆2012.12.12(水)午後1時30分〜5時 辰巳ダム裁判進行協議形式地すべり勉強会開催 |
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【辰巳ダム日誌】辰巳ダム裁判第22回口頭弁論開催 2012.7.17(火)午後1時10分〜30分、(土地収用法に基づく事業認定処分取消訴訟事件、民事部合議B係) 金沢地方裁判所仮庁舎第1号法廷で開催。裁判官3名(源孝治裁判長、千葉沙織裁判官、中山洋平裁判官、大場淑江書記官)、被告10名、原告4名、傍聴20数名。 原告側は、甲43〜47号証(治水、代替案、自然環境の陳述書、ただし、地すべりの陳述書は次回までに提出)を提出。証人を5人として立証計画について再度、提出したが、正式の認証申請書はまだ。原告の陳述の申し出に対して陳述者が何人、必要と認めるかは裁判所が決めるとのこと。原告の立証に対して、被告側は、立証のための証人を立てるかどうかは次回期日までに決めると返答。 また、原告は,自然環境への影響に関する立証に必要な証人尋問ないし原告本人尋問において,被告より,公開しないことを前提として開示を受けている文書を利用することが必要で,その部分の書証化その他適切な措置についてご検討・配慮願いたい旨の上申書を提出。 裁判所のかねてからの希望であった、裁判官の異動に伴う新たな勉強会(進行協議)内容について、文書「勉強会のテーマ(原案)」が提示され。前回と同様に、治水と地すべりについてである。pdfファイルを添付。次次回、11あるいは12月から勉強会をする予定。 次回の口頭弁論は、9月20日午前10時〜。 当日、筆者が傍聴者に配布した資料 →pdfファイル、ワードファイル 【辰巳ダム日誌】辰巳ダム裁判第23回口頭弁論開催 2012.9.20(木)午後10時〜10時20分ころ、(土地収用法に基づく事業認定処分取消訴訟事件、民事部合議B係) 金沢地方裁判所仮庁舎第1号法廷で開催。裁判官3名(源孝治裁判長、千葉沙織裁判官、中山洋平裁判官、大場淑江書記官)、被告9名、原告7名、傍聴30数名。 原告側は、「地すべりの陳述書」を提出。 被告は、下記の3文書を提出。 「原告らの上申書に対する意見書」(原告から求められた文書の書証化等の措置について被告は容認できないという意見)、 「立証計画に関する上申書2」(地すべりと治水に関する、原告側の証人の紹介)、 「原告らの立証計画に対する意見書」(原告の証人の尋問の必要性の可否に関する、被告の意見)。 進行協議形式による勉強会は、地すべりについては、12月12日あるいは18日13:30〜16:30(非公開)、治水については、2月20日あるいは27日の予定。 (後日、地すべりは12月12日に確定したとの連絡有り)。 当日、筆者が傍聴者に配布した資料 →pdfファイル、ワードファイル 【辰巳ダム日誌】辰巳ダム裁判の地すべり勉強会開催 上記地すべり勉強会が、平成24年12月12日(水曜日)午後13時半〜午後17時、金沢地方裁判所仮庁舎会議室で行われた。正式の裁判ではなく、進行協議形式で、関係者を集めて内輪で実施された。裁判官をはじめ、関係者が専門外の分野を扱うため、関係者の理解を進めるために実施されるものである。ここで説明や議論されることは、裁判の証拠とはならず、あらたな主張や証拠をあげるためには、あらためて準備書面として作成して提出されることになる。 今回は、地すべりに関して、2回目であるが、勉強会のテーマは、つぎの2つ。一つは、すべり面の想定をどのように判断したのか、一つは、すべり面を想定した土塊の安全率をどう計算したのか、について原告、被告双方から説明をした。 被告の説明は、「進行協議資料(地すべり)平成24年12月12日資料」(pdfファイル)にある。 原告の説明は、「勉強会のテーマについての説明 平成24年12月12日」(パワーポイントファイル、ワードファイル)にある。 原告は、被告らのすべり面の想定に関して、地質では、@旧河床堆積物、A泥岩層、地質構造では、B地すべり土塊と基盤岩、C2つの地すべりブロック、D新たな解析手法(地すべり土塊内の性状区分)の5点について、矛盾が多く、被告らの想定したすべり面の問題を指摘した。 安全率(R/D比)の計算に関して、4点をあげて、問題点を指摘した。(その1)対策工の要不要についての決め方の問題、(その2)過去に起きていない地すべりの問題、(その3)湛水の水位の決め方はなし、(その4)粘着力の決め方の問題 である。 お互いにあらたな主張があったので、準備書面として提出することになった。 資料は、以下のところに収納してあります。 http://www.nakaco.com/tatumiDAM-sosho/tatumiDAM-sosho-shiryo.htm
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