辰巳ダム日誌(2004年7月)

【第2回犀川流域住民川つくり懇談会の傍聴:7月14日(水)午後6時半〜】 
 1.日時 平成16年7月14日(水)18:30〜20:30
 2.場所 石川県立生涯学習センター2階
 3.主催 石川県県央土木総合事務所
 4.内容
  犀川水系河川整備計画(原案)についての説明および住民の意見の聴取
 5.参加者<BR>
  各校下代表、犀川支川のボランティアの代表など20数名。他に傍聴者10数名、マスコミ、行政関係者。傍聴者の意見は「意見用紙」に記入。

 (会議の様子)
 参加者の中には、この会合の主旨がもう一つわからないとの意見があった。事務局の説明では、「犀川流域住民の意見を犀川の河川整備計画に反映させるためのものである。」であったが、すでに作成した「犀川水系河川整備計画(原案)」を示して、「自由に意見を出して欲しい。まとめて委員会へ報告する」といわれても、作成済みであれば反映しようがないではないかの疑問があった。
 それにもかかわらず、意外と活発な議論が行われた。最初の発言者は、ダム賛成論者で「傍聴にダム反対の人がおられるようだが、ダム反対などとんでもない」という威勢のいい意見であった。驚いたことにその後で、物静かな方がダム反対論者で「県はダムの必要性について説明してもらいたい」主旨の意見があった。県の主催の会議で、参加者の人選も県が関与している会議で、ダム反対論の意見を聞くとは予想もしなかった。さすがに住民の意識はかわりつつあることを実感した。<BR>
 その後も、傍聴に自然保護団体の方がいるようだがと、傍聴を意識した発言があり、傍聴に参加する意義を感じた。県主催の住民の意見聴取の会合は、県の行政擁護か、要求あるいは要望がほとんどと考えていたが、賛否両論あいまじえた、興味深い議論を聞くことが出来た。
 【会議で出た意見】、【事務局の返答】、【筆者の意見(7月20日に県へ提出)】、【河川審議会答申の一節】等の詳細は、こちらへ

【犀川Aランク危険箇所「鞍月用水堰周辺」の視察:7月25日(日)】
 「辰巳の会」と「ナギの会」の主催の犀川Aランク危険箇所の視察の催しがあったので参加した。良い天気で参加者は3,40名。マスコミも数社取材。

【第3回犀川水系流域委員会:7月28日(水)1時半〜4時、厚生年金会館】
 犀川水系河川整備計画原案についての議論、基本方針の全体像、整備計画でどこまで達成するのかについて明確でないとの指摘があった。的確な指摘と思う!
 傍聴報告へ

【石川県公共事業評価監視委員会:7月29日(木)1時半〜4時、石川県庁】
 このままでは、単なる儀式になるだけである。そうならないように、監視役の住民が傍聴し、意見をいわなければならない。傍聴報告へ

 犀川の治水に関して、議論しています。金沢の洪水コーナーへ
辰巳ダム日誌一覧表へダム日誌2004.3へダム日誌2004.4へダム日誌2004.5へ|ダム日誌2004.6へ|ダム日誌2004.8へ