鴛原の森の伐採 |
辰巳ダムの背後の鴛原の森が大きく伐採されているので調べてみた。 (グーグルアースで広く、伐採された様子がわかる!) 石川県に「平成26年現在、犀川鴛原集落の背後の山林で広範囲に行われている樹木の伐採などの事業(森林管理課の事業か?)に関する内容がわかる文書」として請求して公開を受けた。 森林管理課担当者によると、県から補助を受ける「補助事業」として金沢森林組合が事業主体で行っているとのことである。 平成26年度事業として、2つの事業が実施されている。 平成26年度(61次)造林事業補助金交付申請(実績報告)書 平成26年度(72次)造林事業補助金交付申請(実績報告)書 前者は、鴛原、下鴛原、相合谷など約17ヘクタールの森でスギの間伐やコナラ、クヌギなどの伐採と植栽を行う事業。 後者は、下鴛原の集落の近くの2ヘクタール弱の森のコナラがカシノナガキクイムシで枯れたので伐採し、天然に更新できないので新たにコナラの苗木を植える事業。 伐採した木は、公道までの搬出が補助対象で50%ほどの補助があり、そこからの運搬は森林組合の全額負担。枯れたコナラなどは、チップにしているのではないかとのこと。 森林再生のための必須の事業という印象であるが、それ以上は不明。 猛禽類への影響については、詳しい方がいて、事前に聞き取りなどを行って配慮しているとのことであるが、法的な義務はないので善意で行っているとのこと。辰巳ダム建設では億単位の費用を使って調査したものがあるが、公開することで希少動物への影響があるという建前の壁があり、非公開文書のために全く役に立っていない。 【公開文書】 石川県造林事業補助金交付要綱 平成26年度(61次)造林事業補助金交付申請(実績報告)書 平成26年度(72次)造林事業補助金交付申請(実績報告)書 |