会計検査院から改善要求→辰巳ダムは4項目の指摘 |
先日の「土砂流入で治水機能低下のダム、全国100か所」のニュースは、ダムの建設から、ダムの維持管理の時代に変わりつつあることを示唆している。 会計検査院が国土交通大臣へあてた「改善の処置を要求したものの全文」の標題は、「ダムの維持管理について」であった。検査は、つぎの3点で、 (1)漏水量等の計測、設備等の点検等の実施状況、 (2)貯水池における堆砂等の状況等、 (3)緊急時における対応状況、 検査結果についての指摘が8項目となっている。 会計検査院から改善要求された石川県内のダムで指摘された事項は5項目あり、該当ダムは以下のとおりである。 1.「一部の項目について計測が3年以上にわたり行われていなかったもの」我谷ダム 2.「洪水調節容量内に土砂が堆積していたもの」我谷、九谷、赤瀬、内川、辰巳ダム 3.「設定貯水量に堆砂測量の結果を反映していなかったもの」辰巳ダム 4.「ダム管理者が速やかに臨時点検を行うことができない状況となっていたもの」我谷、赤瀬、内川、犀川、辰巳、八ヶ川ダム 5.「燃料タンクの容量等から算出した予備発電設備の連続運転可能時間が72時間を下回っていたもの」我谷、九谷、辰巳、八ヶ川ダム わが辰巳ダム!は、4項目も該当している「注目のダム」となっている。 【改善の処置を要求したものの全文】の1行目には、 「標記について、会計検査院法第36条の規定により、下記のとおり改善の処置を要求する。」とあるので、これは問題があるダムだとお墨付きをもらったようなものですね(-_-;) 【改善の処置を要求したものの全文】 表 各事態の管理主体数、ダム数及びダム名一覧 |