辰巳ダムの試験湛水について

 
 辰巳ダムの試験湛水※のスケジュールはまだ確定していない。12月のダム基本設計会議に諮り、決定されることになっている。
 素案はすでに作成されており、昨年度の調査報告書『平成22 年度犀川辰巳治水ダム建設事業 試験湛水計画策定業務委託報告書』に記載されている。「辰巳ダム試験湛水計画(案)」は別紙のとおりである。
 湛水スケジュールはつぎのようになっている。
 平成24 年1 月 10 日 標高 97.00m (堤内仮排水路標高)
 平成24 年3 月6 日 標高 132.00m (サーチャージ水位)
 平成24 年 3 月7 日 標高 132.00m (サーチャージ水位)
 平成24 年 5 月29 日 標高 100.00m (地すべり対策の最低水位)

 湛水を開始して約2ヶ月後の3月の上旬に最高水位に達し、まる1日水位を保った後、約3ヶ月かけて空にすることになっている。
 この間に、ダム堤体の安全性や漏水、ダム湖周辺の斜面の安定状態を点検する。斜面の地すべりブロック異常の兆候が現れれば湛水を中止することもありうる。特に、鴛原超大規模地すべり地、瀬領地区の斜面の亀裂、変形の有無に注意する。

※ 試験湛水とは、
建設したダムの安全性や貯水機能などを確認するため、試験的に水を貯めて、水圧に耐えられるか、漏水がないか、貯水池周辺の斜面が安定しているかなどを調べることである。

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