石川県の犀川水系流域委員会の報告

◆第2回犀川水系流域委員会、平成16年5月19日(水)、石川県庁
2004.5.21 更新

 河川法(昭和39年法律第167号)第16条の2第1項の規定に基づき、犀川水系に係る 河川整備計画を策定するに当たり、治水、利水、環境等に関する学識経験者、有識者及び関係 団体の代表の意見を聴くため、「犀川水系流域委員会」を設置しており、委員会は、整備計画について意見を調整し、河川管理者に助言する。 今回は、第2回「犀川水系流域委員会」を開催する。 
 1.日時 平成16年5月19日(水)14:30〜17:00
 2.場所 県庁 11F 第1102会議室
 3.主催 石川県土木部河川課
 4.内容
  総合部会で検討した犀川の整備計画について
   ・犀川水系の河道整備について
   ・辰巳ダム新構想について
 5.委員
 12名出席、6名欠席



 委員長から、総合部会でとりまとめられた考え方の報告があり、続いて事務局からの説明があった。
 前半が「河道整備」、後半が「新構想の辰巳ダム」について説明があり、委員による議論があった。
 ●河道整備に関しては、主として、鞍月用水取水口の堰を2m程度、切り下げて上流約600mの区間について川の断面を大きくすること、平行して用水の取水のための水路を造ることの説明に対して漁協関係者からの要望らしきことがでたこと。
 ●洪水調節専用の新構想の辰巳ダムの説明があり、ドライダムは河床の生産量の大きい河床の植生のダメージ、ダムの裏側の景観などの問題が指摘された。
  感想: 市民から指摘されて慌てて鞍月用水取水口付近の改修をすることを決めたこと、もともと県が進めたかった辰巳ダムを洪水調節専用に衣替えして提案されたことだけではないか。整備計画の全容が次第に明らかになってきた。今回の委員会についての議論を整理し、「意見書」を提出予定。
 今後のスケジュール、第3回総合部会は6月中旬、第3回流域委員会は7月下旬。



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