能登町ふるさと振興 | ||||||||||
奥能登の中央に位置する能登町の現在の人口は約2万人である。奥能登の最大の問題は人口減少であり、毎年2から3%程度減少する。能登町もしかりであり、毎年2.5%程度の減少が続いている。10年で25%、20年で50%、つまり20年で人口が半減するということである。人口が減少すると、比例して商店の売り上げが落ち、銀行の利用者が減るなどして住民サービスを提供することができず店が閉鎖される、そうなると不便になるのでますます人口が減る悪循環に陥ることになる。ついには町の存続も危うくなる。人口を維持することはこの町の最優先の施策だろう。 人口減少を社会的要因、自然的要因に分けて見ると、社会的要因については、町外から流入する人口(社会増)は微々たるものであり、ここで育ち成人した青年のほとんどが就業などの理由で町外へ流出する人口(社会減)は大きいので、社会的要因による人口は大きくマイナスとなっている。また、自然的要因については、青年の流出が続いており、町民の平均年齢を引き下げる人口が供給されないので、町を構成する人口の高齢化が年々進み、町民の平均年齢の上昇は、女性の出産可能な人口の減少も意味するので、出生数(自然増)は著しく減少している。高齢化が進んでいるため、高齢者の死亡者数(自然減)も増大している。自然的要因による人口も大きなマイナスとなっている。社会的要因、自然的要因のいずれも人口減少の方向へ向かい、相和あるいは相乗的に人口減少を加速している。2040年には約9千人という推定もある。 若者をつなぎとめて自然増を増やすこと、ふるさとの資源を活用して社会増を増やすこと、これによって町民の人口減少をくい止めなければならないだろう。ふるさとの資源の活用によって町を振興して活性化し、若者の雇用の場が確保できれば、人口の社会増、自然増が期待できないだろうか。 |
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【提案2013年3月29日】 能登町の活性化のため、持木一茂能登町長あてに提案することにした。 そこで、29日の午後、能登町秘書課の担当者に提案書を提出した。 その内容は以下の提案書のとおり。 町の活性化に関する提案書――能登町に日本一の歴史遺産を残そう―― |
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【提案 その1】 平成22年12月に能登町は、ふるさと振興のための『観光資源発掘調査』の一環として、隠れた観光資源を新たに発見することをねらいとして全町民を対象にアンケート調査を行った。これをもとに、観光資源マップを作成するという。当方も、能登町民のひとりとして、観光資源について考えてみた。身近で心当たりのものを探したがほとんどが周知のもので「隠れた観光資源」が見つからないので、新たに観光資源を提案することにした。以下に提案を紹介する。 能登町の自然や整備された道路などを利用した「能登フルマラソン」を提案してみた。 その主な理由は以下のとおりである。 @ 道路が整備されており、1周がほぼ42キロ程度あること。 A 種々の変化に富んだ地区がつらなっており、快適に走るために適していること(田園地帯、山間地、開けた草地、海岸地帯、ダム湖周回路など) B 適度に高低差があり、本格派ランナーに適していること(海岸線の標高はほぼゼロであり、山間地の標高は約130mある。) C 空気が澄んでおり、車の交通量が比較的少ないので長時間、長距離を走るために適していること。 D 猿鬼歩こう走ろう健康大会(毎年9月に、過去24回、3キロ、5キロ、10キロ、ハーフマラソン)の実績があること(2010.9.19に行われた第24回大会には約1300人の参加者があった。) E 石川県内でもいくつかのマラソン大会が実施されているので相乗効果が期待できること。金沢では毎年3回マラソン(フルマラソンではない。新市長はフルマラソンを実施するとの公約をかかげている。)が行われている。七尾では、2年前から、能登和倉万葉の里マラソンを陸連公認のフルマラソンとして実施しており、毎年、約5000人の参加者を集めている。
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ご当地の演歌歌手の山本あきを招待しよう! 今年は、東京のフルマラソンに挑戦するとか(北国新聞平成23年1月5日)→ |
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【提案 その2】 |